掲示板のテキストベースで使われていた「ケツダイラマン」は、動画投稿プラットフォームニコニコ動画の台頭によって劇的な進化を遂げます。2008年から2015年頃にかけて全盛期を迎えた「音MAD(音声や映像を細切れにして音楽に合わせて再構成する創作動画)」の題材として、アナゴさんのボイスと映像が大量にサンプリングされました。
動画制作者たちは、若本ボイスの「フグ田クゥ〜ン」「奥さんがねぇ」といったセリフを切り刻み、ハイテンポな楽曲に合わせてリズミカルに連呼させる手法を確立。その中で「ケツダイラマン」という単語が動画のタイトルや歌詞、タグとして大々的にフィーチャーされたのです。
視覚的なインパクトとリズミカルな中毒性が組み合わさった結果、元ネタを知らない若年層やライト層にも「ケツダイラマン=アナゴさんの不条理なMADネタ」として認識が定着していきました。