爪は皮膚の角質層が特殊に硬化してできたもので、主成分はケラチンと呼ばれる繊維状のタンパク質です。爪の根元にある「爪母(そうぼ)」で活発に新しい細胞が作られ、古い細胞を外へと押し出すことで爪が前へと伸びていきます。
一般的に、成人の手の爪が伸びるスピードは1日に約0.1ミリ、1か月で約3ミリが標準値とされています。全体が完全に生え変わるまでにはおよそ4〜6か月を要します。
一方で、手の爪と足の爪で伸びる速度には明確な違いが存在します。足の爪の伸びるペースは手の爪の半分程度、1日に約0.05ミリ(1か月で約1.5ミリ)にとどまり、完全に生え変わるまでに約1年〜1年半かかります。これは、手の指先が常に外気に触れ、日常的な動作で刺激を受けやすく血流が保たれやすいのに対し、足先は心臓から遠く血流が滞りやすい構造的な理由が関係しています。