共同生活の形態がシフトしたことで、現在メンバー4人はそれぞれどのような生活拠点を持っているのでしょうか。各メンバーの現況とセカオワハウスとの関わり方を整理します。
まず注目を集めるのが、フロントマンであるFukaseの生活スタイルです。かつてハウスの主とも言える存在だったFukaseですが、現在は都内の個人用マンションを生活の本拠点として確保し、一人暮らしの環境を整備しています。絵画制作や執筆、ソロ活動など個人の内省的な創作が増えたこともあり、完全にプライベートな空間が必要不可欠になったとされています。ただし、アルバムのレコーディング期間やツアーのリハーサル期間になるとセカオワハウスに入り浸り、数日間寝泊まりを続けるといった柔軟な使い方を継続しており、彼にとってハウスは今も「精神的なホーム」であり続けています。
Saoriの結婚後の引っ越し経緯も非常にユニークです。彼女は結婚後、完全にハウスから遠く離れるのではなく、「セカオワハウスから徒歩数分圏内の近隣エリア」に自宅を構えたことがテレビ番組やエッセイでも明かされています。育児をしながらでも思い立ったときにすぐ地下スタジオへ足を運べ、メンバーとも顔を合わせられる絶妙な距離感を意図的に選択した形です。
NakajinおよびDJ LOVEも、現在はそれぞれ妻子とともに専用の自宅を構えています。Nakajinはサウンドプロデューサーとして自宅にもハイエンドな作業環境を整えつつ、ハウスのスタジオとデータを同期させて制作を進行。DJ LOVEも家庭での時間を大切にしながら、全体作業の際にはハウスへ通うワークスタイルを確立しています。メンバー全員が「徒歩圏または車で短時間の距離」に拠点を分散させたことで、家族の安寧とバンドの機動力という相反する要素が見事に両立されています。