高校選びにおいて保護者が最も懸念する要素の一つが、「卒業後にきちんとした社会的な進路が開かれているのか」という出口戦略です。ここでも「定時制を出てもまともな進路はない」という誤解が根強く残っていますが、豊橋市立豊橋高等学校の進路実績は、近年の丁寧なキャリア指導によって着実な成果を上げています。
近年の卒業生の進路構成比を見ると、就職が約4割〜5割、専門学校等への進学が約3割〜4割、大学・短期大学への進学が約1割〜2割というバランスで推移しています。これは生徒の希望や履修モデルが多岐にわたっているためであり、画一的な「大学進学一辺倒」ではない健全な多様性を示しています。
就職面では、東三河エリアの製造業、物流業、販売・サービス業などの地元有力企業から毎年安定した求人票が寄せられています。特に4年間働きながら定時制で学業を修めた生徒や、欠席せずに単位を取得し続けた生徒は、「困難に耐えうる粘り強さがある」「真面目に自己管理ができる」として、地元採用市場において高く評価されるケースが目立ちます。
大学進学を希望する生徒に対しても、総合学科単位制ならではのメリットが活きています。同校では指定校推薦枠を保有している大学が複数あるほか、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜において、高校生活で自主的に取り組んだ探究活動や資格取得、ボランティア活動の実績を自己PRとして存分にアピールすることができます。愛知大学や豊橋創造大学をはじめとする愛知県内外の私立大学へ、現役で進学する生徒が毎年のように輩出されています。