大手証券各社による目標株価やアナリスト評価は、強気(買い)の4,000円超から、中立(ホールド)の3,000円近辺まで評価が真っ二つに割れています。この評価のねじれを踏まえ、どのようなスタンスで挑むべきか、明確な投資判断基準を提示します。
投資に向いている人の条件
- 数年単位の価格変動に動じない長期インカムゲイン派:株価の日々の上下を追わず、多少の減配があっても定期預金を遥かに上回る配当を受け取り続けられる資産規模を持つ投資家。
- USスチール買収によるグローバル覇権シナリオを信じる人:一時的な財務悪化やのれん償却を乗り越え、数年後に米国インフラ需要と高機能鋼板のシナジーが爆発すると長期視点で確信できる人。
- ボックス相場の下限を狙える冷静な待機派:チャート上の支持線(サポートライン)まで引きつけて指値注文を出し、感情に左右されず逆張りできる人。
投資を避けるべき・慎重になるべき人の条件
- 元本割れに対して強いストレスを感じる初心者:新NISAをきっかけに投資を始め、「日本の大企業だから安全」と信じ込んでいる人は、市況悪化時の20〜30%急落に耐えられず狼狽売りするリスクが高い。
- 確実な配当生活(キャピタルゲイン維持+非減配)を望む人:非減配の安心感を求めるなら、業績連動型の日鉄ではなく、通信大手や総合商社など累進配当を掲げるディフェンシブ銘柄を選ぶべき。
- 半年〜1年の短期で確実な値上がり益を狙う人:米国の政治動向や中国の鉄鋼デフレなど外部環境の変数が多すぎるため、短期的な株価予測はプロでも困難を極める。