改名と同時に発表された「timelesz project(タイプロ)」は、ファンダムに激震を走らせました。デビュー組の既成グループが一般を含めた公開オーディションで新メンバーを募るという試みは、旧来の事務所の歴史において前代未聞の暴挙とも受け取られたからです。
発表当初、SNS上では「3人だけで続けてほしかった」「5人の思い出が上書きされてしまう」といった戸惑いや悲痛な声が噴出しました。デビュー当時から応援してきた古参ファンにとって、メンバーの固定性こそがアイデンティティであったため、心理的拒絶が起きるのは当然の反応でした。
しかし、Netflixでオーディション番組の本編配信が始まると空気は劇的に一変します。審査員として妥協なきプロの眼差しを見せる菊池風磨、参加者のメンタルに寄り添いながら温かく鼓舞する松島聡、そして伝統の美学を守るべく厳しくも誠実に対峙する佐藤勝利――。3人が泥臭く汗を流し、覚悟を持って審査に挑む真摯な姿勢が可視化されたことで、批判的な世論は急速にリスペクトと熱狂へと塗り替えられていきました。