流行語大賞2024はおかしい?世間とのズレと炎上の真相を追う

流行語大賞2024はおかしい?世間とのズレと炎上の真相を追う

流行語大賞2024はおかしい?世間とのズレと炎上の真相を追うについて見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

「2024年の流行語大賞がおかしい」と火がついた最大の引き金は、年間大賞に選ばれた「ふてほど」という略称そのものの浸透度でした。 この言葉は、2024年1月期にTBS系列で放送された宮藤官九郎脚本のドラマ『不適切にもほどがある!』を指す業界・ファン内の略称です。昭和のダメおやじが令和にタイムスリップし、コンプライアンス過剰な現代社会に一石を投じるというプロットは話題を呼び、TVerをはじめとする見逃し配信でも高い再生数を記録しました。ドラマ自体の作品的評価が高かったことは疑いようがありません。 しかし、問題となったのは「日常会話やSNSのコミュニケーションで、果たして一般大衆が『ふてほど』という単語を流行語として口にしていたか」という点です。地上波の全話平均世帯視聴率は約7.4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)であり、熱心なドラマ視聴者層の間では通じる言葉であったものの、テレビ離れが進む若年層やドラマを視聴していなかった層にとっては「完全に未知の呪文」に等しい状態でした。 発表直後のネット掲示板やSNSでは、以下のようなリアルな戸惑いの声が数万件規模で可視化されました。 * 「ドラマは全話観ていたけれど、会話で『ふてほど』なんて略したことは一度もない」 * 「職場の同僚に聞いても誰一人知らなかった。大谷翔平の『50-50』やCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』を差し置いてなぜこれが大賞なのか」 * 「テレビ業界の内輪ノリを全国民の総意のように押し付けられている気がして強い違和感を覚える」 世間が抱いた「納得いかない理由」の核心は、言葉の普及規模と受賞結果のギャップにありました。世界的な社会現象となったスポーツ記録や、YouTube・TikTokで数十億回再生された楽曲関連のワードを退け、オールドメディアであるテレビ局の特定ドラマの略称が「2024年を代表する日本の言葉」として冠されたことに対し、多くの生活者が「世間とのズレ」を痛烈に感じ取ったのです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。