心房細動の初期症状と前兆サイン|無症状に潜む脳梗塞リスクと見極め方

心房細動の初期症状と前兆サイン|無症状に潜む脳梗塞リスクと見極め方

心房細動の初期症状と前兆サイン|無症状に潜む脳梗塞リスクと見極め方の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

医療技術の進歩により、心房細動の治療体系は劇的に進化しています。治療の柱は「血栓予防」と「リズムの正常化」の2点です。

まず、血栓塞栓症を予防するために用いられるのが心房細動の抗凝固療法薬です。かつて主流だったワルファリンに代わり、食事制限(納豆や青汁など)が不要で出血リスクが低減されたDOAC(直接作用型経口抗凝固薬)が第一選択となっています。脳梗塞発症リスクを評価する「CHADS2スコア」(うっ血性心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病、脳梗塞既往)に基づき、必要性が判断されます。

そして根治治療として標準化したのが心房細動のカテーテルアブレーションです。不整脈の発生源となる肺静脈の周囲を高周波で焼灼(高周波カテーテル焼灼術)、あるいは冷却(クライオバルーン)して電気的に隔離します。2026年現在では、熱による合併症を抑え手術時間を短縮する「パルスフィールドアブレーション(PFA)」などの次世代技術が臨床現場で広く活用されており、発作性心房細動における1回あたりの洞調律維持率は80〜90%前後に達しています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。