数ある企画の中でも、番組の代名詞となったのが「電流イライラ棒」である。金属フレームで囲まれた狭いコースを、電撃ショックを受ける棒を手に持って触れないように進む。まさに手に汗握る死闘だ。成功確率は極めて低く、コースにはミクロン単位の精度が求められるミリ波センサーや特殊なトラップが張り巡らされていた。
実は、この装置の裏側には当時の最先端技術を結集させた制作スタッフの血と汗が隠されている。コース設計を担当したエンジニアたちは、挑戦者が「惜しいところで失敗する」極限の難易度を弾き出すため、幾度となくテスト走行を重ねたという。触れた瞬間に炸裂する火花と爆発音は、スタジオの緊張感を最高潮に高める完璧な演出装置でもあったのだ。