昔からの都市伝説として「塩水を飲ませて吐かせる」「オキシドールを飲ませる」といった民間療法がネット上で散見されるが、これは非常に危険な行為だ。高ナトリウム血症による脳浮腫や、胃粘膜の激しい潰瘍・穿孔を引き起こし、中毒以前に命を落とす原因となる。
素人が自宅で吐かせる行為はリスクしか存在しない。現場での正しい最新応急手順は以下の通りだ。
・無理に吐かせず、口の周りや口内に残っている固形物を速やかに取り除く。
・食べた商品のパッケージや成分表示の残骸を保管し、診察時に獣医師に見せる。
・二次被害を防ぐため、静かで薄暗いケージに保護し、移動中も刺激を与えないように留意しながら直ちに搬送する。
獣医医療の現場では、発症前であれば適切な催吐剤の投与や活性炭による毒素吸着、点滴による排出促進が実施される。