「亀を買うということは、遺言書を書くことと同じだ」——海外のブリーダーの間で囁かれるこの文句は、決して大げさではない。日本国内でも近年、高齢になった飼い主が自分より長生きするリクガメの行き場に困るケースが社会問題化している。
特に2023年以降、外来種被害防止法に基づく規制強化や、動物愛護管理法の順守が厳格化された背景もあり、安易な引き取り手探しや野外への遺棄は厳重な処罰の対象となる。2026年の今、専門の保護団体(シェルター)への相談件数は増加傾向にあり、ペットショップでも「終生飼育計画書」の提出を求める動きが広がりつつある。