仙台発カクテル「レゲエパンチ」誕生秘話とプロ直伝の黄金比レシピ

仙台発カクテル「レゲエパンチ」誕生秘話とプロ直伝の黄金比レシピ

仙台発カクテル「レゲエパンチ」誕生秘話とプロ直伝の黄金比レシピにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

時計の針を1990年代半ばへと巻き戻そう。舞台は東北最大の歓楽街として知られる仙台市国分町。夜の熱気に包まれたバーのカウンターで、一人の常連女性客が「お酒に弱いけれど、みんなと一緒にカクテルを楽しみたい」と漏らした。その願いに応えたのが、当時店に立っていたバーテンダーの黒澤亮氏である。

黒澤氏は、当時まだ新しかったピーチリキュールをウーロン茶で割るアイデアを思案した。甘さを適度に抑えつつ、アルコール度数を下げて飲みやすく仕上げた一杯は、瞬く間に彼女の心をつかんだ。その女性客が大のレゲエ音楽ファンであったことから、感謝と敬意を込めて「レゲエパンチ」と命名されたという。国分町の小さなバーカウンターで生まれた一杯が、後に全国を席巻するカクテルの第一歩となったのだ。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。