丼が運ばれてきた瞬間、その豪華なビジュアルに目を奪われる。店名を冠した看板メニューの「七福うどん」は、海老天、海鮮揚げ、甘辛く煮渡された牛肉、自家製お揚げ、温泉卵、季節の根菜、大葉のしそ天という7種の福を象徴する具材が贅沢に盛り付けられた至高の一品だ。
かつて社会現象を巻き起こした映画『UDON』で描かれたような、香川県の本場讃岐うどんが持つ骨太な腰とノド越し。そのソウルを受け継ぎつつ、麺の表面はモチモチとした吸い付くような食感に仕上げられている。噛みしめるたびに小麦の甘みが口いっぱいに広がり、具材それぞれの旨味と渾然一体となって押し寄せる。