連載終了から長い年月が経った2026年の現在でも、ファンの間では「なぜ南空ナオミはあそこまで早く退場しなければならなかったのか」という考察が盛んに行われている。その答えの一端は、原作者である大場つぐみ氏と作画を担当した小畑健氏が公式ガイドブック等で語った裏話にある。
作者によれば、南空ナオミというキャラクターは当初の想定以上に頭脳明晰で鋭く、「生き残らせていると物語の展開上、あまりにも強すぎた」という。彼女がLと合流してしまうと、キラの正体が早期に暴かれてしまい、長期連載としてのストーリーが成り立たなくなる恐れがあったのだ。
集英社発行の『週刊少年ジャンプ』という看板雑誌で、圧倒的な緊張感を維持しながら連載を続けるため、制作者側は苦渋の決断として彼女の早期退場を描いた。キャラクターの優秀さがゆえに命を落とさざるを得なかったというエピソードは、創作論の観点からも今なお高い評価を受けている。