『ミヤネ屋』の爆発的な人気の原動力となったのは、大阪・読売テレビ制作ならではのタブーなきキャスティングと、個性豊かなコメンテーター陣でした。
- 元祖・論客陣:橋下徹(元大阪市長)、おおたわ史絵(医師)、デーブ・スペクター、八代英輝(弁護士)、本村健太郎(弁護士)
- 経済・政治解説:岸博幸(元経産官僚・慶大教授)、野村修也(中央大教授)、岩田公雄(元読売テレビ解説委員)
- 文化・芸能・スポーツ:優木まおみ、春香クリスティーン、杉山愛、武井壮
東京のキー局が起用を躊躇するような歯に衣着せぬコメンテーターをいち早く揃え、生放送で本音の激論を戦わせる手法は「劇場型ワイドショー」の完成形と称賛されました。巨大パネルや模型を駆使した解説演出は、その後の全国の情報番組のスタンダードとなったほどです。
しかしその一方で、複雑な社会問題や国際情勢を「白か黒か」「善か悪か」の二元論に単純化して煽る報道手法に対しては、識者やBPO(放送倫理・番組向上機構)から度々苦言を呈されてきました。視聴者の感情を揺さぶり高い関心を集めた功績と、分断や偏見を助長しかねない危うさは、常に背中合わせだったと言えます。