猛暑からの避難を目指す「クーケーション(涼しい場所での滞在・リモートワーク)」は、2026年に完全に定着した。その最大の受益地が釧路だ。週間天気予報で「最高気温22度・曇り時々霧」といった表示が出ると、途端に首都圏からの航空便やホテル予約が埋まるという奇妙な現象が起きている。
本州では「快晴」が観光の絶好日とされるが、釧路ではむしろ「曇り・涼しい」が絶好の観光日和と捉えられる価値観の逆転。湿原散策や港町での食べ歩きなど、汗をかかずに屋外アクティビティを楽しめる環境は、他の観光地にはない圧倒的なアドバンテージだ。天候データが直接的にローカル経済を動かす時代が来ている。