桑子アナ本人の自立した経済力についても触れておく必要があります。民放キー局のアナウンサーが派手なインフルエンサー的活動やフリー転身による高額ギャラで注目を集める中、桑子アナは一貫してNHKの職員アナウンサーとしての矜持を保ち続けています。
NHKの給与体系は職掌や役職に準じて規定されており、30代後半から主幹・管理職クラスに差し掛かるトップアナウンサーの場合、推定年収は1,100万〜1,300万円程度と見られています。民放トップアナの年収(推定1,500万〜2,000万円以上)やフリーアナウンサーの億単位の契約金と比較すれば手堅い公金規律の範囲内ですが、一般的な会社員と比較すれば十分に高水準なプロフェッショナル報酬です。
2010年の入局時、彼女のスタートは東京ではなく長野放送局でした。その後、広島放送局を経て東京アナウンス室へとステップアップした経歴が物語るように、地方での泥臭い取材活動や地域報道の現場を経験し、実力一本でキャリアを切り拓いてきた背景があります。親の威光や実家の資産に頼る「世間知らずのお嬢様」というステレオタイプとは対照的な、強靭な現場主義のジャーナリスト精神がそこにあります。