てんとう虫の幼虫は益虫か害虫か?毒の危険性と見分け方を徹底解説に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
テントウムシ科の昆虫には、アブラムシを食べる「肉食(益虫)」、うどんこ病菌などの菌類を食べる「菌食(益虫)」、そしてナス科の葉を食害する「植食(害虫)」の3グループが存在します。庭で見かけた個体がどちらなのかを瞬時に判別するための比較データを以下にまとめました。
種類・名称幼虫の外見・特徴食性・現場での行動編集部の判定・対処方針ナナホシテントウ
(益虫)青みがかった濃灰色〜黒色。腹部の側面に鮮やかなオレンジ色の斑紋が4箇所ある。完全肉食。アブラムシ群の中に潜み、激しく捕食行動を繰り返す。【超益虫】保護・温存
絶対に殺虫剤をかけずそのまま維持する。ナミテントウ
(益虫)黒褐色ベースに、背中から側面にかけて太いオレンジ色の帯状ラインやトゲ状突起がある。完全肉食。アブラムシのほか、ハダニやカイガラムシの幼虫も捕食。【超益虫】保護・温存
果樹や花壇のパトロール役として最優秀。ニジュウヤホシテントウ
(通称:テントウムシダマシ/害虫)全体が淡い黄白色〜薄黄色で、全身に無数の細かな樹枝状の細かいトゲ(毛)が生えている。完全草食。ナス、トマト、ジャガイモなどの葉裏を筋状・レース状に食い荒らす。【重要害虫】即時駆除
見つけ次第捕殺、または有機農薬等で防除。キイロテントウ
(益虫)体長約3〜4mmと小型。淡い黄色〜クリーム色の体に微小な黒点がある。菌食性。植物の葉表面に発生する「うどんこ病菌」を舐め取るように捕食。【益虫】保護・温存
作物の病気まん延を防ぐ貴重なバリア。
卵の段階での見分け方も重要です。益虫であるナナホシテントウやナミテントウの卵は、長楕円形の鮮やかな黄色〜オレンジ色で、アブラムシのコロニーのすぐ近くに10〜30個程度が縦向きに整然と産み付けられます。一方、害虫であるニジュウヤホシテントウの卵も黄色く似ていますが、ナス科植物の葉裏に産卵される傾向が強いため、「産み付けられている植物の種類」と「周囲にアブラムシがいるかどうか」が確実な判別基準となります。