関西圏以外からの転入者が最も懸念しがちなのが、「尼崎市」という自治体名に対する先入観です。阪神沿線などの工業地域・歓楽街のイメージに引きずられ、「治安に不安があるのではないか」と誤解されるケースが後を絶ちません。しかし、尼崎市は南北に長く、阪急・JR・阪神の3線が東西に並行して走っており、沿線ごとに街の性格が全く異なります。
結論から言えば、阪急塚口駅の治安と評判は、尼崎市内でもトップクラスに良好です。特に北口側は「武庫之荘」へと続く第一種低層住居専用地域を中心とした高級住宅街が形成されており、静穏な街並みが広がっています。兵庫県警察の犯罪統計データを見ても、凶悪犯罪の発生率は極めて低く、発生事案の大半は駅周辺での自転車盗などの軽犯罪にとどまっています。
尼崎市が推進してきた「防犯カメラの街頭設置1,000台計画」などの治安向上施策も実を結び、夜間でも街灯や駅前店舗の明かりが十分に確保されています。パチンコ店や居酒屋が集まる南口の一部路地を除けば、女性の深夜の一人歩きにおいても過度な警戒を要するエリアではありません。ネット掲示板やSNS上で語られる「治安の悪い尼崎」というステレオタイプは、阪急塚口駅の住みやすさの実態とは明確に乖離しています。