私たちが普段何気なく使っているこの記号は、いつどのようにして生まれたのでしょうか。エクスクラメーションマークの由来と語源を辿ると、古代中世のラテン語写本文化に行き着きます。
最も有力な説とされているのが、ラテン語で喜びや称賛、歓喜の叫びを表す間投詞「io」に起源を持つという説です。中世の修道士や写字生たちが聖書や書物を書き写す際、文章の最後に喜びを表す「io」を書き添えていました。やがて省スペース化と筆記速度を上げるため、大文字の「I」の下に小文字の「o」を配置する形へと変化し、最終的に「I」が縦棒、「o」が下の点へと簡略化されて現在の「!」の形が完成したと伝えられています。
14世紀後半にはイタリアの人文学者コルッチョ・サルターティが句読点体系の中で感嘆の記号として明確に言及し、15世紀の活版印刷技術の普及とともにヨーロッパ全土、そして世界中へと定着していきました。