前身番組『なんでもQ』『むしまるQ』を経て、番組はさらなる進化形である『むしまるQゴールド』へと発展していく。この時代のNHK教育は、民放各局が模倣できないほど前衛的で、放送業界内でも常に異端視される実験場だった。
ロック、ファンク、歌謡曲、プログレッシブロックに至るまで、あらゆるジャンルのパロディとオマージュを散りばめた楽曲群。人形劇のシュールな世界観と最先端のCG技術の融合。何より、大人が本気で面白がって作っている空気がブラウン管越しにダイレクトに伝わってきた。効率やわかりやすさが偏重されがちな現代のコンテンツビジネスにおいて、あの時代が放っていた純粋なクリエイティブの熱量は、今振り返ると奇跡的なバランスの上に成り立っていたことがよくわかる。