久留米の市街地を一望する高良大社本殿から、さらに車で数分、山道を分け入った谷間に佇むのが奥宮です。地元では古くから「水分神社(みくまりじんじゃ)」あるいは「水神様」の名で親しまれ、鬱蒼とした杉木立に囲まれた谷底には外界の喧騒を完全に遮断した静寂が広がっています。
参拝者の間で高良山随一のパワースポットと評される最大の要因は、この谷全体に満ちる独特の気配と、絶え間なく湧き出る清澄な霊泉にあります。風水や地勢学の観点からも、耳納連山から流れる龍脈のエネルギーが凝縮する「気の溜まり場」に位置しており、訪れた参拝者からは「鳥居をくぐった瞬間に体感温度が数度下がったように感じる」「肩の重荷がすっと消えるような感覚があった」といった声が寄せられています。
拝殿の奥には天然の岩肌と神聖な湧水処が配置されており、水神としての水分神(みくまりのかみ)と高良玉垂命の神威が重なる場所として、人生の岐路に立つ人々が祈願に訪れる特別な空間を形成しています。