この美浜の地で中核を担うのが、伝統の社会福祉学部と、確固たる存在感を放つスポーツ科学部だ。学校法人日本福祉大学の創設者である鈴木修学が掲げた「万人の福祉のために」という建学の精神は、現代においてパラスポーツや健康寿命の延伸、共生社会の創出という新たな文脈へとアップデートされている。
両学部の距離が近い美浜だからこそ生まれる学際的なアプローチも見逃せない。福祉用具のテクノロジーとスポーツバイオメカニクスの知見が融合し、障がい者スポーツの指導法や高齢者のリハビリ支援プログラムが日常的に研究されている。愛知県知多郡美浜町という、海と緑に囲まれたのびやかな環境が、机上の空論にとどまらない実践的なフィールドワークを力強く後押ししているのだ。