個人事業主の家族給与「専従者とは」?知らなきゃ損する節税と落とし穴

個人事業主の家族給与「専従者とは」?知らなきゃ損する節税と落とし穴

個人事業主の家族給与「専従者とは」?知らなきゃ損する節税と落とし穴についての真相を徹底解説します。

個人事業主が家族に手伝ってもらう場合、選択肢は「青色事業専従者給与を利用する」「白色事業専従者控除を利用する」「給与を払わず配偶者控除・扶養控除を受ける」の3通りに分かれます。それぞれの制度の違いを比較表で整理しました。

項目青色事業専従者給与白色事業専従者控除配偶者控除(無給の場合)必要経費・控除の額届出額の範囲内で全額が必要経費(適正額)配偶者:最大86万円
その他親族:1人最大50万円最大38万円の所得控除(本人の所得水準による)事前の届出税務署への事前届出が必須(提出期限あり)不要(確定申告書に記入)不要(確定申告書に記入)配偶者控除・扶養控除の併用併用不可(一切使えない)併用不可(一切使えない)適用可能専従者本人の税負担給与所得として所得税・住民税が発生する場合あり控除額が専従者の所得とみなされる本人の所得はゼロ(非課税)編集部の評価・おすすめ度★★★★★
事業所得が高く家族の労働実態があるなら最強の節税策★★☆☆☆
上限額が低くメリットが限定的。青色移行を推奨★★★☆☆
手伝いの頻度が低い・所得が低い場合は無難な選択

個人事業主の節税対策において、青色事業専従者給与が圧倒的に有利とされる理由は「所得分散効果」にあります。日本の所得税は所得が高くなるほど税率が上がる超過累進課税(5%〜45%)を採用しています。事業主1人が高い利益を抱えて高税率を課されるよりも、家族に給与を分散させて低い税率枠を2人で活用する方が、世帯全体の納税総額を大幅に圧縮できます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。