水天宮の奉納花火として始まった筑後川花火大会。その起源は1650年にまで遡る。久留米の夜空に打ち上がる発数は約1万5000発から1万8000発規模を誇り、京町会場と篠山会場の2カ所から同時に打ち上げられる連射の迫力は圧巻のひと言に尽きる。
日本煙火協会に加盟する熟練の煙火師たちが手掛ける大輪の尺玉は、漆黒のキャンバスを鮮やかに染め上げ、川面にきらめく光の反射とともに息をのむ美しさを生み出す。長い歴史が育んだ伝統の技術と、現代のプログラミングによる音楽同期演出の融合。河川敷に広がる観客の歓声と地響きのような破裂音が、夏の夜の熱気を最高潮へと押し上げる。