では、いつ、どこを切るべきなのか。初心者が最も恐怖を感じるこの疑問に対し、プロの回答は驚くほど明快だ。「1番果の収穫時、そして各側枝に1花1葉を残すこと」。これが失敗をゼロにする黄金律である。
主枝を3本または4本に仕立てた後、側枝から咲いた花の先にある本葉を1枚だけ残し、その先を指先やハサミでプツリと切り落とす。葉を1枚残すのは、光合成によって果実に直接エネルギーを送り込む「ポンプ」の役割を果たさせるためだ。葉すら残さずに切り戻すと果実の肥大が止まり、逆に何枚も残せば養分が分散して枝が暴れる。曇天の早朝など、株の吸水圧が高く傷口が乾きにくい時間帯を避け、晴天の午前中に作業を行うことも、病原菌の侵入を防ぐ実践的な裏技だ。