歴史の表舞台から時間が経過した現在、海舟の末裔たちはどのような職業に就き、どのような生活を送っているのでしょうか。
海舟の血を引く玄孫・来孫世代の多くは、過度に先祖の名を掲げることなく、一般のビジネスパーソン、研究者、教育者、クリエイターとして社会の第一線で活躍しています。関係者の証言やこれまでのメディア取材によると、「学校の歴史の授業で勝海舟を習うまで、自分が子孫だと意識したことがほとんどなかった」と語る子孫も少なくありません。
一方で、歴史ファンやネットユーザーの間で長年語り継がれているのが「有名声優の高山みなみ氏は勝海舟の子孫なのか?」という話題です。
公的記録や家系調査を詳細に追跡した結果、高山みなみ氏と勝海舟の間には直接の直系子孫関係はありません。ただし、勝海舟の妹である順子(佐久間象山の妻)や親類縁者の系譜を辿る中で、遠戚・親戚筋にあたるつながりが語られたことが発端となり、ネット上で「直系の子孫」と誤認・拡散されたというのが真相です。
また、海舟の長女が嫁いだ目加田家からは国際政治学者や名誉教授を輩出しており、知性派の家系として日本の高等教育や学術研究の現場を支え続けています。