インターネット上の集合知は、実際のところあじさいをどう評価しているのか。国内の主要なレビュープラットフォームを徹底的に洗ってみると、巷の噂とは裏腹に極めて安定した高評価を維持している実態が浮かび上がる。
「食べログ」における本店スコアは3.5点台後半から3.6点前後を長年推移しており、これは全国の飲食店の上位数パーセントに位置するスコアだ。さらに「ラーメンデータベース」や「Google マップ」に寄せられた数千件規模のレビューを精査すると、評価は決して低くない。だが、星1や星2を投じる低評価層の意見を読み解くと、明確な共通点が浮かび上がってくる。
「あっさりしすぎてお湯を飲んでいるみたい」「旨味を感じる前に麺が終わった」「1時間並ぶほどのインパクトはない」。こうした酷評の多くは、現代のラーメンシーンを席巻する濃厚豚骨魚介や家系ラーメンのパンチ力に慣れきった層から放たれている。つまり、不味いのではなく「自分が求めていた濃厚さではなかった」という味のミスマッチが低評価の主たる正体だ。