日没とともに間接照明が灯り、店内のムードは一変する。ディナータイムの真骨頂は、カジュアルな佇まいからは想像もつかない本格的なガストロノミーのコース仕立てだ。食べログのスコアやレビュー欄でも「夜のクオリティが別格」と絶賛が相次ぎ、週末のテーブル席は数週間先まで埋まるほどの熱気を見せている。
メインディッシュに供される炭火焼きの熟成肉は、火入れの精度が秀逸そのもの。ドラマ『グランメゾン東京』の世界観を彷彿とさせるような、クラシックフレンチの確かな技法とモダンな軽やかさが見事に調和している。合わせるナチュールワインのペアリングも実に巧みで、ひと皿ごとに鮮やかな驚きを与えてくれる。肩肘張らずに通える空間でありながら、提供される料理は最高峰のレストランに匹敵する——このギャップこそが最大の魅力だ。