ふたりの原点となったのは、NHK(日本放送協会)が制作した連続テレビ小説『ちむどんどん』での共演だった。ヒロインの比嘉暢子役を務めた黒島結菜と、その幼なじみであり後に夫となる青柳和彦役を演じた宮沢氷魚。沖縄の風と豊かな食を背景にした長い撮影期間のなかで、ふたりが築いた信頼関係は、画面の向こう側のフィクションにとどまらない強固な結びつきへと変わっていった。
現場スタッフの間でも、ふたりの自然体な佇まいと互いをリスペクトする姿勢は当時から話題となっていた。黒島結菜が所属するソニー・ミュージックアーティスツ、そして宮沢氷魚が籍を置くレプロエンタテインメントという大手プロダクション同士も、ふたりが仕事に対して注ぐ真摯な情熱と誠実な人柄を深く理解し、その歩みを静かに支え続けてきた経緯がある。