ソーシャルメディア上では定期的に「40代男性のNGコーデ」が俎上に載せられ、ネットの反応は時に苛烈を極める。過度なダメージ加工デニム、深すぎるVネック、全身をハイブランドのロゴで埋め尽くしたスタイルが拡散され、瞬く間に炎上まがいの議論へ発展する光景も珍しくない。
なぜこうした衝突が起きるのか。投稿を精査すると、批判の核心は「年齢と服装の乖離」ではなく「他者視点の欠如」にあることが見えてくる。若作りそのものが罪なのではない。自らの現在地を客観視できず、過去の栄光や十数年前の成功体験に固執したシルエットを選び続けている姿勢が、見る側に違和感を抱かせるのだ。ネット上の辛口な批評は、変化を恐れる大人たちへの手厳しいアラートとも読み解ける。