飲食業界を激震させてきた王将の裏側には、常に「人」に対する異常なまでのこだわりが存在する。厳しい研修や白熱する店長会議を経験した店長たちは、異口同音にこう語る。「あの過酷さがあったからこそ、どんな苦難にも折れないタフな精神が鍛えられた」と。
トップからの厳しい要求に応え抜くことで培われる絆と連帯感。上司が部下を真剣に叱り、真剣に育てる。そうした濃密な人間関係が根底にあるからこそ、店長たちは店舗のスタッフ一人ひとりにまで情熱を伝播させることができる。表面的なマニュアル対応では決して生まれない独自の活気が、王将の厨房とホールには渦巻いている。