かつてプロレス界の頂点に君臨したアントニオ猪木が立ち向かった病気は、極めて診断が難しい難病として知られる。この病気に関する最新情報や詳細な医学的見地を検証すると、心臓の働きが徐々に低下していく「心アミロイドーシス」を併発していた実態が浮き彫りになる。
アミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が心臓や全身の臓器に沈着し、機能不全を引き起こす。初期症状は息切れやむくみといった日常的な不調に似ており、発見が遅れやすい。猪木自身も長年にわたり原因不明の倦怠感に悩まされていた。医療技術が進展した現在でも早期発見には高度な検査が必要とされ、彼の闘病記録は同疾患の研究分野においても極めて貴重な症例報告として参照されている。