公立高校の現場で長年の課題となってきたのが、下校時間や部活動ガイドラインによる練習時間の短縮だ。平日のグラウンド使用時間が1時間半から2時間程度に限られる校も少なくない。だが、最新の知恵を絞る指導者たちは、この制約をポジティブな構造改革の契機へと変えた。
スマートフォンやタブレットをフル活用した「動画共有」や「データ分析」の導入だ。自らのフォームや相手投手の球種配分を各自が自宅でチェックし、グラウンドでは確認作業と実践のみに集中する。限られた時間で最大の成果を生み出す高効率な取り組みが、練習量の絶対的な差を埋める架け橋となっている。