館内に一歩足を踏み入れると、外観の堅牢なイメージとは対照的な、光あふれるオープンな吹き抜け空間「パッサージュ」が広がる。建築家・遠藤克彦によるこの設計は、誰もが自由に交差し、アートと出会える都市の広場として機能している。エスカレーターで上層階へと移動するプロセス自体が、まるでアート作品の中を旅しているかのような錯覚を覚えさせる。
そして屋外敷地内で異彩を放つのが、ヤノベケンジの代表作《SHIP’S CAT》シリーズだ。未来的な宇宙服に身を包んだ猫の彫刻は、旅の守り神として中之島の地を見守る。建築のソリッドな直線美とポップで力強い彫刻作品のコントラストは、絶好のフォトスポットとしても人気を博している。