この比類なき絶景を心ゆくまで堪能するには、したたかな戦略が欠かせない。週末の午後2時から日没直後にかけては、海と夕陽のグラデーションを目当てにする来訪者で浴場内が最も混み合う。そこで狙い目となるのが、午前8時の開館直後、あるいは日没後の20時以降だ。特に早朝の時間帯は、波音以外に物音が一切しない静寂の海を独り占めできる贅沢な時間帯となる。
サウナファンにとって見逃せないのが、オーシャンビューサウナで定期開催される限定熱波イベントだ。遠赤外線ヒーターの熱気を受けながらガラス窓越しに白波を眺める体験は他では味わえないが、サウナ室の席取り競争は熾烈を極める。取材班が入手した現地スタッフの証言によれば、イベント開始の15分前に水風呂を済ませ、下段からじわじわと体を温めて席を確保するのが確実なルートだという。さらに訪問前の注意点として、海沿い特有の強風警報が出た際は露天風呂の一部が安全確保のため制限される場合がある。出かける直前の気象レーダー確認は、遠方からのビジターにとって必須の儀式といえる。