「無糖なのに太る」「炭酸水ダイエットを始めたら逆に体重が増えた」という声がありますが、これには明確なホルモン分泌のメカニズムが存在します。消化器生理学の研究によると、炭酸水を100ml〜150ml程度の少量だけ摂取すると、胃粘膜が刺激されて食欲増進ホルモン(グレリン)の分泌が促進されます。
お風呂上がりに喉の渇きを潤す程度にキュッと数口飲むと、かえって激しい空腹感に襲われ、その後の夕食や夜食を過食してしまうケースが後を絶ちません。これが「風呂上がりの炭酸水で太る」と言われる実態の正体です。
逆に、入浴後に300ml〜500ml程度のまとまった量を飲むと、胃が炭酸ガスで適度に膨らんで満腹中枢が刺激され、過食を防ぐダイエット効果へとシフトします。飲む量によって食欲への影響が180度反転するため、体重管理を意識している人は摂取量のコントロールが極めて重要です。
また、刺激の強さを追求した「強炭酸水」を日常的に過剰摂取すると、胃粘膜のバリア機能が低下し、逆流性食道炎のリスクを高める危険性もあります。特に空腹時の胃痛や胸のつかえ感を感じやすい体質の人は、炭酸の強度に注意を払う必要があります。