SOUL'd OUTを語る上で欠かせないのが、解散後にインターネット上で起きた「異例の再評価ムーブメント」です。5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やX(旧Twitter)では、Diggy-MO'独特のリリックや発声を模した「Diggy構文」がネットミームとして定着し、一種のサブカルチャー現象として消費されてきました。
しかし、この現象は単なるネタ消費にとどまりませんでした。サブスクリプションサービスの普及に伴い、ミームをきっかけにオリジナル楽曲(「ウェカピポ」「Flyte Tyme」「1,000,000 MONSTERS ATTACK」など)を聴いたZ世代のリスナーが、「ネタとして聴きに来たのに音楽的完成度が異常に高い」とその圧倒的スキルに驚愕するケースが相次いだのです。
さらに、『ジョジョの奇妙な冒険』の原作者である荒木飛呂彦氏との親交(シングル「Catwalk」のジャケット描き下ろしや、第7部作中に「ウェカピポ」「マジェント・マジェント」といったキャラクターが登場した事実)も、作品ファンを巻き込んだ再評価の大きな推進力となっています。