英国サリー州エプソム出身のトム・フェルトンは、8歳で子役としてのキャリアをスタートさせ、400人以上のオーディションを勝ち抜いて大作映画への出演権を掴みました。『ハリー・ポッター』シリーズ完結後も、単なる「元子役スター」の枠にとどまることなく、インディペンデント映画からハリウッド大作まで意欲的な挑戦を続けています。まずは映画ファンおよび映画批評家から高い支持を得ているトム・フェルトン出演映画のおすすめ代表作を厳選して紹介します。
1. 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)
名作SFのリブート第1作において、主人公のチンパンジー・シーザーを虐待する霊長類保護施設の職員ドッジ・ランドン役を熱演。マルフォイ役で培われた「観客に強烈な嫌悪感を抱かせる憎まれ役」の技術を極限まで研ぎ澄まし、オリジナル版へのオマージュ台詞を言い放つ場面は映画ファンの間で語り草となっています。
2. 『ベル ある伯爵令嬢の恋』(2013年)
18世紀英国の実話を基にした名作歴史ドラマ。18世紀の貴族社会における人種差別と階級意識を体現するジェームズ・アシュフォード役を担当。ただの悪役ではなく、当時の貴族階級が抱いていた偏見と傲慢さを冷徹なリアリズムで演じ切り、作品のメッセージ性を引き締めました。
3. 『オフィーリア 奪われた王国』(2018年)
シェイクスピアの名作『ハムレット』をオフィーリア(デイジー・リドリー)の視点から再構築した異色作。トム・フェルトンはオフィーリアの兄レアティーズ役を務め、妹を深く案じる情熱的かつ誠実な青年像を好演。これまでのヒール(悪役)イメージを覆す正統派の演技力が高く評価されました。
4. 『ベビーシッターのモンスターハンティング』(2020年 / Netflix)
悪夢を操るブギーマンの親玉「グラン・ギニョール」役として怪演を披露。特殊メイクと奇抜な衣装に身を包み、ロックミュージシャンのような風貌で子どもたちを脅かす道化師的な悪役を生き生きと演じ、コメディとファンタジーが融合したトム・フェルトン出演のネットフリックス映画として幅広い年齢層から親しまれています。
5. 『復活(Risen)』(2016年)
イエス・キリストの処刑と復活の謎を追う古代ローマの百人隊長を描いた歴史サスペンス。主人公の部下ルキウス役を演じ、任務への忠誠心と不可解な奇跡の狭間で揺れ動く若き軍人の葛藤をシリアスに表現しました。