℃-Ute『Danceでバコーン! 』が令和も神曲であり続ける理由

℃-Ute『Danceでバコーン! 』が令和も神曲であり続ける理由

℃-Ute『Danceでバコーン! 』が令和も神曲であり続ける理由の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

本作を語る上で避けて通れないのが、サビのラストに突如として放たれる「帰りにうどん食べてくわ」というフレーズです。冒頭の「ファンキー男子 旅立つ時間だ」というスタイリッシュな導入から一転、激しく情熱的なディスコビートに乗せて叫ばれるこの一言は、初聴時のリスナーに強烈なインパクトを残します。

この『Danceでバコーン 歌詞意味』について、音楽プロデューサーのつんく♂は過去のライナーノーツやインタビューで「華やかな非日常のパーティーから、現実の生活への鮮やかな帰還」という作劇論を明かしています。クラブやディスコで汗だくになって踊り明かし、日々のストレスをすべて発散させた後、空腹の胃袋を満たすのは気取ったフレンチでもこってりしたラーメンでもなく、優しく胃に染み渡る「素朴なうどん」であるという、極めて生々しい庶民派のリアリズムです。

アイドルソングが往々にして「夢の世界」や「ファンタジー」を歌う中で、つんく♂作品は常に「生活者のリアリティ」を根底に忍ばせます。明日からまた始まる労働や日常を生き抜くために、今夜だけはすべてを忘れてバコーンと踊る——このカタルシスと生活感の対比こそが、楽曲に普遍的な説得力を与えています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。