序列の厳しさは、当然ながら経済的なリターンにも直結しています。テレビ番組の出演ギャラは、芸人の「格付け(ランク)」と「番組内での役割」によって完全に差別化されています。
大御所やトップMCクラスになれば、ゴールデン帯の特番1本で数百万円規模の出演料が発生することも珍しくありません。対して、ひな壇の後列に座る若手芸人の場合、地上波キー局であっても1本数万円から十数万円程度にとどまるケースが一般的です。この圧倒的なギャラ格差を生む最大の理由は、視聴率や配信再生数を担保できる「ネームバリュー」と「冠スポンサーを引っ張る力」の差にあります。
現在では単独ライブの配信チケット売上や公式YouTubeチャンネルの収益など、テレビ以外の収入源が多様化したものの、「テレビ業界における発言力とギャラ単価」という意味では、依然として旧来の階層ピラミッドが強固に機能しています。