Google検索やSNSの検索窓に「カフェアマティ」と打ち込むと、サジェスト候補に「閉店」という不穏な単語が浮上します。長年のファンにとっては胸がざわつくキーワードですが、結論から申し上げれば、カフェアマティというブランド自体が消滅したわけではありません。この誤解が生まれた背景には、新宿駅周辺で現在も進行している「100年に一度」と呼ばれる大規模都市再開発が深く関わっています。
かつて多くのビジネスパーソンや買い物客で賑わっていた「小田急エース南館店」や周辺地下通路直結の系列拠点が、小田急百貨店本館の解体・西口地下街の構造改修工事に伴い、相次いで区画整理の対象となりました。日常的に西口地下通路を利用していた顧客がシャッターの下りた区画を目の当たりにし、「アマティが全店潰れてしまったのではないか」という不安の声をSNSや知恵袋へ書き込んだことが、デジタル空間で閉店説が増幅された直接的な引き金です。
2026年現在の事実として、旗艦拠点であるルミネ新宿店(ルミネ1・6階)は変わらぬ活況を呈しています。南口・甲州街道側の改札から直結という抜群のロケーションに位置し、駅ビルの上層フロアにありながら、外光が差し込む広々とした吹き抜けとシックなヨーロピアンスタイルの空間を今なお堅持しています。西口側の再開発による動線の変化を乗り越え、現在は南口・東南口エリアの利用客を吸収する形で、むしろ存在価値を高めているのが現場のリアルな姿です。