あかんだな駐車場に到着した後、速やかに上高地行きのシャトルバスへ乗り継ぐためには、敷地内の空間構造をあらかじめ把握しておく必要があります。
駐車場は丘陵の傾斜を利用した多層構造(第1〜第3駐車場および立体駐車場棟)となっており、シャトルバスの発着ターミナルは敷地の中央低層部に位置しています。立体駐車場の上層階や奥側の屋外エリアに駐車した場合、バス乗り場までは階段やスロープを利用して徒歩で5分から8分程度の移動時間を要します。荷物の多い登山客や小さな子ども連れの場合、この高低差が地味なタイムロスを生む原因となります。
バスチケット売り場では自動券売機および窓口が稼働していますが、繁忙期の早朝には乗車券購入の列とバス乗車待ちの列が二重に形成されます。運行を担う濃飛バスはピストン増便を実施して乗客を裁くものの、混雑時には1台見送るケースも発生するため、駐車からバス乗車完了まで最低でも20〜30分のバッファを見込んでおく必要があります。
また、旅行者が最も混乱しやすいのが「平湯バスターミナル」との関係性です。温泉街の中心にある平湯バスターミナルからも上高地行きのバスは発着しますが、あかんだな駐車場から平湯バスターミナルまでは徒歩で約15〜20分(急勾配の坂道)離れています。「平湯バスターミナル周辺に車を停めて上高地へ向かおう」と考えて訪れる観光客がいますが、平湯BTの一般有料駐車場は台数が極めて限定的(約60台)であり、基本的にはあかんだな駐車場へ誘導されます。あかんだな駐車場内に併設されたバス停から直接乗車するのが最も確実で無駄のないルートです。