『開運!なんでも鑑定団』歴代最高額と曜変天目の真相!偽物事件の裏側

『開運!なんでも鑑定団』歴代最高額と曜変天目の真相!偽物事件の裏側

『開運!なんでも鑑定団』歴代最高額と曜変天目の真相!偽物事件の裏側にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

『なんでも鑑定団』の裏の名物であり、時に見る者の胸を締め付けるのがなんでも鑑定団の偽物事件にまつわる落差のドラマです。「先祖代々受け継がれた」「退職金をすべて注ぎ込んで骨董市で買い集めた」と豪語し、本人評価額に1億円や5,000万円を掲げた依頼人が、鑑定士の「残念ながら工芸印刷です」「昭和初期に作られたお土産品です」という一言で、1,000円から数千円の判定を下される光景は数え切れません。

過去には、有名画家の油彩画と信じて家宝として扱っていた絵画が、精巧にキャンバス地へ印刷された複製画であったケースや、名工の銘が彫られた刀剣が無許可の模造刀であった事例などが報告されています。鑑定士が指摘する偽物の共通点は、「筆致に迷いがある」「箱書きの墨の経年変化が不自然」「土や釉薬の質感が時代の特徴と一致しない」といった技術的特徴にとどまりません。

現場を長年取材してきた美術記者は次のように指摘します。「偽物を掴まされる最大の原因は、古物商の巧妙なトークではなく、買い手側の『一攫千金を当てたい』『自分だけが掘り出し物を見つけた』という強烈な欲望です」。番組が見せつける数千円の査定結果は、人間の尽きない欲と現実の厳しさを突きつける痛烈な鏡となっています。

山田 真由
著者

山田 真由

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