福岡市内に数店舗を展開する長浜御殿グループの中でも、独自の熱気を放っているのが住吉店です。観光客で溢れる天神や中洲の有名店とは異なり、店内には仕事帰りの会社員や近隣住民が自然体で集い、カウンター越しに小気味よい会話が交わされています。
この店が博多のソウルフードとして揺るぎない評価を得ている最大の要因は、「まず焼き鳥とビールで乾杯し、最後に豚骨ラーメンですする」という博多独自のナイトカルチャーを完璧な形で体現している点にあります。暖簾をくぐると真っ先に漂う豚骨の芳醇な香りと、焼き台から立ち上る炭火の煙が、訪れる者の食欲と郷愁を同時に刺激します。
気取らない接客と手早い提供スピード、そして何より何十年通っても変わらない安心感のある味わいが、世代を超えてファンを惹きつけてやまない真の理由です。