SNS(XやInstagram)、個人ブログ、YouTubeのMiiメイキング動画などで活動するコミュニティの声を長年調査すると、アニメキャラを島に住まわせるプレイヤー特有の「歓喜」と「苦悩」が浮き彫りになります。
任天堂が意図した『トモダチコレクション』の最大のゲームデザインは、「プレイヤーの思い通りにならない自律的な人間関係シミュレーション」です。ここが、一般的なキャラクター育成ゲームと決定的に異なる点です。
ファンコミュニティの検証や手記では、次のようなリアルな体験談が数多く報告されています。
- 原作の宿敵同士が親友になる:「炭治郎と鬼舞辻無惨を同じアパートに住まわせたら、毎日のように部屋を行き来して大親友になってしまい、複雑な感情になった」(20代女性・プレイヤー歴8年)
- 意図しないカップリングの成立:「原作の公式カップルを成立させようと部屋を隣同士にしてプレゼントを貢いだが、全く別の作品のキャラクターに告白して結婚してしまった」(30代男性・Mii職人)
- 解釈一致の奇跡的なイベント:「ルフィが部屋でずっと肉を食べていたり、五条悟が夜中に奇抜なダンスを踊っていたりと、設定パラメータがハマったときの爆発的な面白さは他のゲームでは味わえない」(知恵袋・コミュニティ投稿)
心理学における「パラソーシャル相互作用(疑似的対人関係)」の観点から見ても、プレイヤーが愛着を持つ二次元キャラクターが、ゲーム内で独自の生活を営み、時には突飛な行動を見せるギャップこそが、発売から10年以上が経過しても本作が愛され続ける原動力となっています。