Q1:鼻の穴の中にできたできものは放置しても自然治癒しますか?
A1:免疫力が高く、感染が毛穴の最浅部に留まっている極めて軽度な毛嚢炎であれば、患部に一切触れず清潔を保つことで数日から1週間程度で自然に吸収されることもあります。ただし、鼻腔内は常に呼気や外気中の細菌、鼻汁に晒される過酷な環境です。不衛生な手でいじったり鼻をかみ続けたりすると容易に増悪するため、早期に市販の抗生物質軟膏を塗布するか、触らずに安静を保つことが鉄則です。
Q2:白い膿が気になって綿棒で潰してしまいました。どうすればいいですか?
A2:潰してしまった直後の場合は、それ以上患部を強く絞り出すような刺激を直ちに中止してください。清潔な流水や生理食塩水を浸したコットンで優しく滲出液を吸い取り、ドルマイシン軟膏等の抗生物質軟膏を塗布して患部を保護します。数時間後に鼻の外側まで赤く腫れてきたり、ズキズキとした拍動痛が強まった場合は、頭蓋内や皮下深部への感染拡大を防ぐため、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q3:耳鼻咽喉科と皮膚科のどちらを受診すべきか迷っています。
A3:第一選択としては「耳鼻咽喉科」への受診をおすすめします。鼻の穴の中は軟骨が複雑に入り組んでおり、通常の皮膚とは異なる特殊な構造をしています。耳鼻咽喉科であれば専用の観察器具を用いて患部の深さや周囲への波及度合いを正確に把握できます。ただし、鼻の頭や小鼻の外側まで全体が大きく赤く腫れ上がっているような皮膚表面の症状が著しい場合は、皮膚科でも的確な抗生物質治療を受けることが可能です。