ラブラドールレトリバーを飼ってはいけない?後悔の真相と飼育の現実

ラブラドールレトリバーを飼ってはいけない?後悔の真相と飼育の現実

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日本国内における住宅環境の狭さも、ラブラドールレトリバーの飼育難易度を劇的に押し上げている要因です。短毛種だから手入れが楽だと思われがちですが、実態は正反対です。

ラブラドールは、冷たい海水から体温を守るために密集した「ダブルコート(上毛と下毛の二重構造)」を持っています。春と秋の換毛期には、小型犬1頭分に匹敵するほどの抜け毛が毎日抜け落ちます。朝に掃除機を念入りにかけても、昼過ぎには部屋の隅に毛の塊が舞い、衣服やカーペット、エアコンのフィルター、さらには日々の料理にまで毛が混入する過酷な環境を覚悟しなければなりません。定期的なブラッシングやシャンプー、高頻度の掃除を怠ると、衛生面だけでなく皮膚病のリスクも跳ね上がります。

また、運動欲求を満たすハードルも極めて高いです。成犬のラブラドールレトリバーには、「1日2回、各1時間以上(合計2時間・約8〜10km)」の散歩が最低限のノルマとして課せられます。単にのんびり歩くだけでは不十分で、時にはドッグランで全力疾走させたり、知育トイやボール投げで回収本能を満たす知的刺激を与えなければ、有り余るエネルギーがそのまま室内での常同行動や無駄吠え、破壊行動へと直結します。台風や豪雪の日であっても、この大型アスリートを外へ連れ出す気力と体力が、飼い主には365日休みなく求められます。

さらに室内飼いを行う場合、最低でもLDKで16〜20畳以上のスペースが確保できなければ、犬にとって慢性的なストレス要因となります。加えて、関節への負担を避けるための防滑マットの全面敷設や、大型サークル、頑丈なクレートの設置など、居住空間の大部分を犬専用に明け渡す覚悟が不可欠です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。