同じブルベ冬であっても、パーソナルカラーのセカンドシーズンや個々人の色素傾向によって最適な髪色は二分されます。自己診断のまま一括りにカラーを選んでしまうと、「同じ冬タイプなのに友人は似合っていた色が自分には重すぎる」という事態に陥りかねません。
まず、澄んだ瞳と明るい肌を持ち、ブルベ夏(サマー)の要素を併せ持つタイプにはブルベ冬クリアウィンターおすすめ髪色がフィットします。このタイプは重すぎる漆黒を合わせると髪だけが浮いて見えがちです。おすすめは、透け感を極限まで高めたシアーチャコールや、ラベンダーをひとさじ含ませたダークアッシュグレー。光を透過する軽やかさを残した6〜7トーンの設定が、肌の透明感と目元のクリアな輝きを最大限に引き出します。
一方、瞳の黒さが深く、リッチで重厚な存在感を放つタイプにおいては、ブルベ冬ディープウィンター暗髪の経緯が示す通り、徹底した低明度が正解となります。秋(オータム)のディープトーンに近い深みを受け止められるため、3〜5トーンの漆黒、インクブラック、ディープバーガンディといった濃厚なカラーが圧倒的な気品を生み出します。
ここで多くの人が直面するのが、「地毛のままだと野暮ったいのに、染めると傷む」というジレンマです。プロが明かすブルベ冬黒髪垢抜けの秘訣は、カラー剤で「青みと艶のヴェール」を纏わせる点にあります。日本人の地毛は光に当たると内部の赤茶色が透け、パサついて見えやすい傾向があります。そこに純度の高い寒色染料を被せることで、光の乱反射を防ぎ、濡れたような艶とキューティクルの整った光沢感を生み出すのです。ただ放置された黒髪と、意図して作られた透明感ブラックの間には、見た目の洗練度に決定的な差が存在します。