旧サービスの後を継いだ「わたしの引越」は、トラックを丸ごと1台チャーターする一般的な引越しとは根本的に仕組みが異なります。ヤマトの幹線輸送ネットワークを活用し、あらかじめ規定されたスチール製のカゴ台車(専用ボックス)に収まる分だけを運ぶ「混載便」スタイルを採用しています。
検討にあたって最も把握しておくべき数値が、専用ボックスのサイズと積載量です。ボックスの内寸は以下の通りに規格化されています。
- 幅:104cm
- 奥行:104cm
- 高さ:170cm
- 容積:約1.84立方メートル(1ボックスあたり)
この寸法の中にどれだけの家財が入るのか、現場の実務データから検証すると、おおむね「単身者向けの家電+段ボール10〜15箱程度」が限界値となります。具体的には、2ドアの小型冷蔵庫(容量120〜140L程度)、全自動洗濯機(4.5〜5.0kg)、電子レンジ、小型テレビ、布団一式、スーツケース、そして中型段ボール10箱前後を隙間なくパズルのように積み上げてようやく収まる容量です。
注意すべきは、らくらく家財宅急便との違いです。「わたしの引越」は、専用ボックスに入り切る小物や小型家電をまとめて運ぶパッケージ商品です。一方、「らくらく家財宅急便」は、大型冷蔵庫、ベッド、ソファなどを1点単位で梱包・輸送する単品配送サービスです。もし「わたしの引越」のボックスに入らない大型家具がある場合、らくらく家財宅急便を追加で依頼するか、ボックスを2本(最大2本まで利用可能)契約しなければならず、総額が一気に跳ね上がる要因となります。